●質問
これまでに交際してきた男性の全部が、いわゆるダメ男でした。働くのが嫌いな人、浮気性な人、金銭にだらしない人など。こういう男を好きになる私が悪いのでしょうか？

●回答
こういうのって、いいとか悪いの話ではないように思います。
しいて、いいか悪いかと言えば、悪いのですが、何が悪いのかと言えば、運が悪いのでしょう。もっとも、なにがよくて、なにが悪いのか、という定義をあいまいなままに言えば、という但し書きが付きますが。

ダメ男を好きになって、かいがいしく世話を焼くというのは、女性らしい献身性がそうさせているのです。相手がダメ男か、非ダメ男かによらず、女性って、好きになった男の人に対して「なんだって」してあげるでしょう？
昨日までは手もつながなかった男性のことを、今日好きになったら、もう、彼のシャワーを浴びていないチ●コだろうと乳首だろうと、彼が舐めてよと言ったところは全部舐めますよね？女性って。
相手がダメな男であろうとダメじゃない男だろうと、好きになった人には「なんだって」やってあげる――これって、ひとつの女性らしさであるはずです。

で、今回のご相談で問題になっているのは（問題になっていると思われるのは）、相手がダメな男である、というところだろうと思います。
さて、いい男――金銭的にきちんとしている男とか、浮気性ではない男など――よりも、ダメ男を好きになってしまう女性とは、どのような女性なのでしょうか？

ひとつは、母性（献身性）を、人一倍たくさん持っている女性だと言えるでしょう。自分のことをさっと自分でやってしまう男性に対しては、献身できることが限定されてきますね？　対して、ダメ男は、あれもこれも世話しなくてはならない。だから、無意識のうちに「世話しがいのある」ダメな男を求めてしまう――こういうことが言えるように思います。

ふたつ目。ダメ男を好きになる女性は、前世がダメ男だった――こう言える、というか、こう「言うしかない」ような女性もいます。
ダメ男を好きになって、ダメ男の世話をする女性って、わりと稼ぎが良く、仕事ができる人であるように思うのですが、そういう人は、じつは前世において、仕事ができない、女にだらしないダメ男だった。だから、過去の自分を慈しむかのように、この世においてダメ男を愛してしまう。こうも言えるように思います。
あるいは、前世でダメ男をすごく嫌っていて、その「罪滅ぼし」として、この世でダメ男を好きになって世話を焼いてしまう。こうも「言える」かもしれません。
前世を信じるか否かは、あなたの自由ですが、でも、前世からの因縁というものがこの世にはあると見る方が、どことなく自然であるように僕には感じられるのです。