●質問
私は毎晩お酒をたくさん飲んでしまいます。どうすればお酒の量を減らすことができますか？あるいは、お酒を飲まなくてもいい人間になれますか？

●回答
なんかむしゃくしゃする、なんかさみしい、といった理由でお酒を飲む人が多いと思います。お酒の量を減らそうと思えば、そのなんかむしゃくしゃする、なんかさみしい、という気持ちとは何か？ということをまず知る必要があります。

それはつまり、自分の人生に絶望している状態だということです。

なんか思い通りの人生じゃなくて毎日がつまらない、生きていても張り合いがない、仕事が楽しくない、なんかさみしい、こういった気持ちを紛らわすのにお酒はうってつけですから、私たちはお酒を飲みます。
少し飲むのならいいのですが、なんかさみしいといった気持ちを紛らわしてくれるお酒を飲むと気持ちが高揚して、さらなる快感を得ようと思います。だからつい、飲みすぎます。

さらに、心の奥底で人生なんかつまんないから別に死んでもいいやと思っている人は、酩酊状態に陥るまでお酒を飲み、パタッと倒れるように眠りにつきます。
では、どうすればお酒の量を減らすことができるのか？あるいはお酒をやめることができるのか？

答えは１つです。

まずは、私たちは精神でなっているということを知ることです。私たちは快感、すなわち欲望のままに生きているのではなく、精神、すなわち心で生きています。その心の面倒を見てあげることによって、私たちはやけ酒から遠ざかることができます。

自分の心の面倒を見る方法は様々ありますが、１つは、逆説的に聞こえるかもしれませんが、あれこれ頭で考えるのではなく、心地よさを全身で感じる行為をすることです。

例えば、朝起きて太陽の光を浴びるでもいいし、公園を散歩するでもいい。自分が好きな音楽を聞く、でも構わないのです。
やけ酒が過ぎる人の特徴は頭であれこれ考えてしまう、すなわちあれこれ悩んでしまうというところにあるのですから、まずは感じるということを大事にしてみてはいかがでしょうか？