モヤモヤした気持ちの正体って何ですか?

●質問
うまく言えないのですが、なんかモヤモヤした気持ちがあります。何をやっていても楽しくないというか。なんかつまらないというか。彼氏と一緒にいてもなんかちょっと寂しいというか、そんなモヤモヤした気持ちの正体って何ですか?

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●回答
モヤモヤした気持ちの正体とは葛藤のことです。
そもそも私たちがなにかに悩んでいるというときに使う「悩み」とは、 AとBが心の中で葛藤して答えが出ない状態のことを言います。

例えば、わかりやすい例を引くなら、片思いの彼に告白をしたいけど勇気がなくて告白できずモヤモヤと悩んで、ついひとり遊びをしてしまうというような場合、心の中では「彼に告白をしたい自分」と「勇気がなくて告白できないと思っている自分」、その2つの自分が葛藤しているわけです。

というのが、最もシンプルな答えです。もう少し細かく見ていくと、実は私たちの心の中には3人の自分がいます。

1人目は欲望の自分です。気持ちのいいことをしたい、おいしいものを食べたい、お金がたくさん欲しい、いい彼氏に抱かれたい、などと思う自分のことです。

2人目は、いわゆる「べき論」に生きる自分です。
気持ちのいいことばかりを追求するのではなく自分の仕事のスキルを磨くために勉強すべきではないか、などと思う自分のことです。

3人目は「永遠」です。
永遠というのは理性で割り切ることのできない崇高なもの、あるいは反対に非常に邪悪なモノを思い起こしてしまい、それをなぜか目指そうとしてしまう自分のことです。この3人の自分が心の中で絶えず葛藤している。これが私たち人間の心のありようです。

なんかモヤモヤするというのは、例えば、欲望の自分とべき論の自分が心の中で葛藤していて、答えが出ない状態かもしれません。あるいは、べき論と崇高なものを志向する気持ち、すなわち永遠とが葛藤していて、答えが出ない状況かもしれません。

ともあれ、モヤモヤというのは、AとBの葛藤のことです。
ご自分の心をぜひゆっくりと覗いてみてはいかがでしょうか?

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