女子どうしで意見がパックリふたつにわかれる話のひとつに、風俗嬢やキャバ嬢に関するものがあります。
ほら、風俗嬢を見て「風俗やってるなんて最低」とか「いくら時給が良くても、キャバクラではバイトしたくない」と言う女子っていますよね。
そこで今回は、なぜあなたは風俗嬢になったのですか? という質問を風俗嬢にぶつけてみました。ダイジェストでお届けしたいと思います。
■借金の返済の仕方もさまざま
風俗を始めた理由としてわりと多かったのは、世間でよく言われているように「借金の返済」でした。
金額はさまざまで、そもそも親が無計画に子どもを生んだので、下の妹が中学生で、姉である私が学費を払わないといけないとか、彼氏の借金とか、ストレスでホストに走ってとか……。みなさん100万円以上500万円未満といったところでしょうか。
ただ、100~500万円の借金であれば、親に立て替えてもらうとか、しれっと婚約して彼氏からお金をせびるとか、いろいろ裏の(?)方法はあると思いますが、彼女たちはそれをしなかった。
■発想の限界に風俗あり
その理由を彼女たちの話を聞きながら考えましたが、おそらく「発想の限界」というか「風俗くらいしか借金返済の方法が思いつかなかった」ということだろうと思います。
人の発想を決めるのは、それまでの体験であり、それまでの教育です。若くて、それなりに高校時代を遊んで暮らしてきたら、借金という人生初の事態にパニックになって、風俗に走る。まあ、人間をやっていれば理解できない発想ではないですよね。
■性格ブスのOLのほうが性悪かもしれない
風俗をやっている女子は、わりと根本が素直な女子が多いというのが、今回の取材の感想です。
だって借金を返そうと思えば、たとえばキャバクラで美しく着飾って、酒も飲めないような可愛らしい演技をして、男を騙して500万円くらい引っ張ることだってできるわけです。
OLをしつつ上司と不倫して(中小企業であれば社長と不倫をして)500万円くらい引っ張れるわけです。
でも、そういうズルい発想にいかず、体を張って風俗で稼ぐという思考回路の女子たち。これを素直と言わずしてなんといいましょう。
素直な彼女たちも、文字通り、社会の荒波に揉まれて、数年後には非常にたくましくなります。
風俗を知らない女子たち、風俗嬢が嫌いな女子たち、理解できましたか?