●質問
あたし変態かもしれません。首を絞められたり、おしりを叩かれたりすると、すごく興奮して何回もイってしまいます。複数プレイも大好きです。こんなあたしの変態っぷりってどうすればいいのでしょうか？（27歳・銀座のクラブに勤務）

●回答
残念ながら、変態は治るものではないので、変態仲間を見つけて、楽しく変態として生きていくしかありません。

変態というのは、よく精神分析の世界でいわれているように、心の奥底にあるなんらか抑圧されているものが性行為として現れる――それを変態といいます。

たとえば、いわゆるドMの方というのは、ふだんものすごく「いい子」をやっていたりします。

清楚系の見た目で、指定校推薦でＭＡＲＣＨクラスの大学に行き、いい企業の人事部に就職するような女子です。

そういった人も人間ですから、実際にはなんらかの反発心とか反骨精神を持っています。

しかし、本人はそれをふだんの社会生活において表に出しません。出せないのか、出さないのか、人によりますが、とにかく表に反骨精神が出ません。

そういった抑圧されている気持ちが、なぜか、性行為においてあらわれる。例えば、立ちバックで激しく突いてくれないと快感を感じないとか。乳首がちぎれそうなほどつねってくれないと興奮しないとか。手と足を縛って目隠しした状態で何時間もいたぶられるのが気持ち良いとか。

抑圧されているものというのは、いわゆる毒親由来のものだけではありません。なんらか持って生まれた性格も影響していると見るのが、精神分析の世界において一般的です。

つまり、育った環境と持って生まれたものの掛け算によって、人は変態になったりならなかったりします。

持って生まれた性格が変態を左右している以上、あなたは生涯変態として生きていくしかありません。

そのためには、例えば、ハプバーに行くとか、女性用の風俗に行くとかといった選択をする必要があるかもしれません。人目を忍んでそういったことをやっている変態さんはたくさんいらっしゃいます。

要するに、社会人としてまっとうに生きていく自分と、変態の自分のバランスをうまくとってあげる必要があります。

お互い変態として堂々と生きていこうじゃありませんか！